『Grammarly(グラマリー)の無料プランと有料プランの違い』について徹底解説します。
パソコン・スマホ・タブレットなど、デバイスと問わず打ち込んだ英語の文章を
(誤字脱字・文法など)リアルタイムで添削してくれる優秀なアプリ「Grammarly」。
Grammarlyは無料でも十分使えるのですが、より添削の精度が高い有料プランもあります。
今回は「無料版」と「有料版」の2つを比較し、添削の仕方にどのような違いがあるのか
どのような人であれば(無料プランではなく)有料プランがオススメなのか紹介。
Grammarlyの有料プランは、数ヶ月分をまとめて申し込むと"割引"が適応されて
毎月支払うよりずっとお得になるので、この記事で機能を見て検討してみてください。
【VS無料プラン】有料版Grammarlyだけの添削機能まとめ
そもそもGrammarly(グラマリー)は、アメリカで開発されたアプリなので
公式ホームページも全て英語で書かれており、料金表に書かれている無料プランと
有料プランの違いがよく分からないと、感じた人も多いのではないでしょうか。
(Correctness)正確さ
無料版Grammarly(グラマリー)でも、簡単な文法・つづり・句読点のミスを
チェックしてくれますが、有料プランになるとより添削の精度が上がります。
というのも無料版Grammarlyを使ってみると分かりますが、単純なスペルミスや
文中の不要な語句、句読点の不要な語句くらいであれば添削してくれますが
I go to her house by baike.【⇒"bike"のスペルが違う】
I go to a her house by bike.【⇒"a"は要らない】
↓
正しい文章:I go to her house by bike.
のようにあくまで"必要最低限の添削"をしてくれるだけです。
Grammarlyの有料プランに変更すると、無料プランだと見逃されてしまう
より自然に伝わるように、単語の選定が正しいかまで確認してくれます。
We've been able to do some progress.【⇒"do"よりも"make"の方がより自然】
↓
正しい文章:We've been able to make some progress.
(Delivery)伝え方
また日本語も同様ですが文章を書いていると、たとえスペル・文法は間違っていなくても
「回りくどい言い方をする・曖昧な言い方をする・何度も同じ言葉を使う」ことがあります。
Grammarlyの有料プランでは、その英文を読む人が"より読みやすいように
より内容を理解しやすいように"、ネイティブスピーカーにとって自然な表現を教えてくれます。
I think we should been able to solve this issue.
↓
正しい文章:We can to solve this issue.
またGrammarlyの有料版は、仕事で英文を書く機会が多い社会人の方にもオススメなのですが
フォーマルなシーンで使うべき、礼儀正しく伝わるような表現に添削してくれます。
Is there anything else I can do for u ?
↓
正しい文章:Is there anything else I can do for you ?
"u"はスラングなので、ビジネス文書では使うべきではないということですね。
(Engagement)引きつける
無料版のGrammarlyだと、自分が書いた例文を正しいスペルか添削してくれるだけですが
有料版に切り替えると「より気持ちの伝わる伝え方」を、アドバイスしてくれます。
I'm very happy to be part of the team.
例えば上記の例文は、スペルなど間違っていません。
しかし、より活気のある文章にするために"happy"の部分を以下にするよう指示が出ます。
- thrilled(わくわくする)
- pleased(嬉しい)
- delighted(とても喜ぶ)
このようなアドバイスをしてくれるので、仮にhappy(嬉しい)という単語しか知らない人でも
「嬉しいという気持ち」を、何パターンかの表現で伝えることが出来るわけですね。
(Clarity)分かりやすさ
またGrammarly(グラマリー)の有料プランは、文章の書き方によって警告が出ます。
Please rewrite the sentence to make it easier to read.
「読みやすくするために文を書き直してください。」
3 similiar sentence in a low.Please.consider changing word order.
「低レベルの3つの類似した文、語順の変更を検討してください。」
①のアラートは以下のように[,]で区切って、文章を長く読みにくくしてしまうと出現します。
You can improve your website's discoverability through a multistranded approach integrating social media, advertising, and traditional media outreach.
と警告が出るようになります。
②のアラートは以下のように、同じような文章を続けて書いてしまうと出現します。
I read an interesting book.It was about computers.I usually read novels.
不要な修飾子を排除して、完結に分かりやすく伝わるよう修正してくれるわけですね。
(Plagiarism)盗用チェック
最後に紹介する、Grammarly(グラマリー)有料プランにしかない機能が「盗用チェック」の機能。
Grammarlyを有料版にすると、全世界の160億のWebページと照合をしてオリジナルの文章であるか
判断してくれて、もし盗作の可能性がある場合は「引用マークつけてください」と指示されます。
論文を書く学生の方・論文をチェックする教授にとっては、とても便利な機能ですね。
(Set goals)目的を設定する
またGrammarlyの有料プランは「目的を設定する」という機能が追加されます。
- 誰に見せるための文章なのか?
- (学術論文・ビジネス文書)分野はどれか?
- (ストーリーを話す・説得する)目的は何か?
- カジュアルな文章か・正式な文章なのか?
などご自身が英文を書くシチュエーションをに登録しておくと、GrammarlyのAIが判断し
"より状況に適した添削"をしてくれるので、設定をしておくことをおすすめします。
(Language Preference)言語を選択
他にもGrammarlyのカスタム機能で、アメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダなど
地域別で設定をしておけば、その英語圏の地域に応じた添削・指導をしてくれます。
それぞれの地域毎に使う英語表現やスペルが違うので、もしイギリス英語を勉強したい
という方であれば「イギリス英語(British English)」に設定を変更しましょう。
このようにカスタマイズフィードバックは、より添削の精度を上げるために設定というわけですね。
(Personal Dictionary)個人辞書
もしスペル間違いではない"自分オリジナルの言葉・言い回し"があるという場合は
「Personal Dictionary」に追加しておくと、スペルミスのフラグの対象から
外されるので、チェックマークがつかず確認する手間が少なくなります。
【Wordでも使える】グラマリー(グラマリー)の使い方
ここまでGrammarlyの「有料版」と「無料版」の違いについて紹介しました。
ここからは改めてこのアプリの使い方(利用できるシーン)について解説します。
パソコン・スマホ問わずダウンロードできるので、是非使ってみてください。
(公式サイトで)アップロード
Grammarlyを使うにはまず>>『公式サイト』にアクセスし会員登録を完了させます。
もし有料プランを利用される場合も、一度メールアドレスを入力し会員登録した後に
有料版(プレミアムプラン)に変更するよう、マイページから手続きすればOKです。
(PC向け)ホームページを使う!
そして会員登録させ完了すれば、後は英文を打ち込むだけで添削をしてくれます。
まず最初に一番ポピュラーな使い方は、公式ホームページからログインをして
新しくドキュメントを開いて書き始めるか、文章をコピペする方法です。
もし大学の論文や仕事で、文章を書く機会が多い人であればこの方法がおすすめで
ドキュメントを一つ一つ分けて保存できるので、管理がしやすくなります。
(PDF不可)WindowsのみWordも可
またGrammarlyをパソコンで使うなら、アプリをダウンロードするという方法もあります。
一見「公式ホームページを使う」のと同じに思えますが、Grammarlyのパソコンアプリを
ダウンロードしておくと、ブラウザ以外の例えば「Word」に英文を書くときも添削してくれます。
Wordに(Grammarlyの)添削機能が追加される形になるので、普段から英文を書くときに
ワードを活用しているという方であれば、アプリをダウンロードしておくのもオススメです。
(Chrome)ブラウザーの拡張機能
最後にGrammarlyをパソコンで使うなら、GoogleChromeの拡張機能に追加するという方法もあります。
「Chromeの拡張機能」を設定しておくと、例えば仕事で(PC版の)チャットワークを利用したり
WordPressでブログを書いている時に、書いた英文をリアルタイム添削してくれるようになります。
これにより最初に紹介した「公式ホームページを開く」のを毎回やらなくても、普段から
GoogleChromeを利用している方であれば、テキスト入力が全て添削の対象になるので便利ですよ。
(スマホ向け)スマホアプリもある
またGrammarlyはスマホアプリも用意されているので、スマホ・タブレットでも利用可能です。
ブログ管理人もスマホにGrammarlyを入れていますが、例えばLINEで英語を入力する時や
(Twitter・Instagramなど)SNSに、英語で書いた日記を投稿する時に重宝しています。
もしご自身の英語学習にSNSや、スマホアプリを活用したいと考えている方であれば
スペルミス・文法ミスを、無料で添削してくれるGrammarlyはとても役立ちますよ。
【高い?】有料版のGrammarly(グラマリー)の月額料金
プラン名 | 月額料金 | 一括払い |
フリー | 無料 | - |
プレミアム(単月) | 約3,999円($29.95) | - |
プレミアム(3ヶ月) | 約2,134円($19.98) | 約6,403円($59.95) |
プレミアム(1年間) | 約1,245円($11.66) | 約14,950円($139.95) |
ビジネス(1年間) | 約1,353円($12.50) | 約16,236円($150.00) |
「一括払い」にすると安くなる!
ここからはGrammarlyの有料プランにすると、毎月かかかる金額について紹介します。
有料プランは「毎月支払い・一括支払い」のどちらかが選べるようになってるのですが
一括払いで"3ヶ月分"もしくは"1年間分"まとめて払うと、割引が適応されて安くなります。
Grammarlyは他の添削サービス・アプリと違って、文章ごとに課金するシステムではなく
添削し放題の定額プランなので、英文を書いて添削してもらえばもらうほどお得になります。
どうせ有料プランをスタートするのであれば、アプリをとことん使い倒しましょう。
(複数人向け)ビジネスプラン
またGrammarlyの有料プランには、企業向けの「ビジネスプラン」というのも用意されてます。
もしグループで3アカウント以上取得したい場合は、ビジネスプランの方がおすすめで
個人プランにはない以下の機能と、人数が増えるほど適応される割引があります。
チーム使用統計
チーム全体の使用状況とエンゲージメントの傾向を監視。
管理パネル
ユーザーの追加または削除、他のチームメンバーへの座席の移動
一括請求
一括アカウント請求により、優先支払い方法の費用と管理が簡単に。
優先メールサポート
個々の加入者のためのサポートチームを待機させている。
Grammarlyのビジネスプランを利用すれば、3人~最大149人までアカウント追加が可能です。
【解約は簡単か?】Grammarly(グラマリー)の退会方法
Grammarlyのホームページ・アプリは、全て"英語"で書かれているので
退会したい時スムーズに手続きできるか、正直不安でした。
ですがGrammarly公式の「サポートページ」に詳しく書かれており、退会方法はとても簡単でした。
「Subscription」から解約手続き
- Grammarlyのアプリにログインする
- 左メニューの「Subscription」をクリック
- ページ下「CANCEL SUBSCRIPTION」をクリック
- 「DONE」をクリック
Grammarlyの有料プランを解約するには、まずアプリにログインをした状態で
左側のメニューにある「Subscription」をクリックします。
するとページ下に「CANCEL SUBSCRIPTION」というボタンがあるので
それをクリックして、最後に「DONE」をクリックすれば、終わりです。
これで有料プランにしている方も、無料プランに戻すことが出来ます。
【他の有料添削アプリと比較】Grammarlyとアイディー
英文の添削アプリはGrammarly以外にもいくつか種類があり、目的別で使い分ける必要があります。
ここからは有料のサービスですが、英作文の練習に効果的に使える「アイディー」を紹介。
「専用カリキュラム」があるIDIY
まずGrammarlyは基本的に、自分が書いた英文をリアルタイムで添削してくれるだけですが
アイディーの場合は、英作文の力をつけるために「専用カリキュラム」が用意されています。
リアルタイムで添削してくれるわけではありませんが、機械ではなく人間(ネイティブ講師)が
添削してくれるので、文脈・文章の趣旨に合ったアドバイスもしてくれるという特徴があります。
「資格取得・英語日記・ビジネスEメール・自由英作文」など、ご自分で好きな教材を選んで
"課題を解く⇔添削してもらう"を繰り返すことで、スキルアップを目指せます。
(ネイティブ講師の)丁寧な解説
またアイディーからのフィードバックには、ネイティブ講師による細かい解説も書かれています。
英文法・スペルを細かくチェックしてくれるGrammarlyとは違い、アイディーの場合は
"文章の内容"に合わせて、より良い表現の仕方(言い換え)を教えてくれるのが特徴的。
例えばですが前後の文章がテニスの話をしている時に、いきなりサッカーの話が入っていたら
文法・スペルは間違っていなくても、文脈的には不自然ですよね。
指摘された箇所が「なぜ不自然なのか?どうすれば自然に伝わるのか?」書かれてるので
きちんと内容を理解して、次同じミスをしないようにすることが大事ですね。
(英検・TOEIC・TOEFL)資格取得に
ちなみにアイディーにはTOEIC・TOEFL・英検の、ライティングテスト対策用の教材もあります。
他にも国公立大学二次試験の回答を持ち込んで、先生に添削してもらうことも出来るので
(ライティング試験対策用の)英作文教材として、活用できる点も魅力的ですね。
単に自分が書いた英文をすぐに添削してほしい場合は、Grammarlyを使えば良いですし
もし(英文を書く)ライティングスキルを身につけるなら、アイディーがおすすめです。
(品質が高い)アイディービジネス
Grammarlyの有料プランは、無料版よりもより高い精度で添削をしてくれるようになります。
しかしビジネス上のフォーマルな書面なので、ネイティブに翻訳・校正をしてほしいなら
『(アイディーのビジネス版)アイディービジネス』を利用することをおすすめします。
通常版のアイディーより料金は高くなりますが、より高品質な添削をしてくれるサービスです。
【使って分かった】Grammarlyを使う2つのメリットとは
ここまで有料版のGrammarlyと、他の添削アプリとの違いについて紹介しました。
最後にGrammarlyを利用するメリットについて、まとめたのでチェックしてみてください。
(早い)リアルタイムで添削してくれる
まずは世の中の添削サービス(アプリ)の中には、依頼をして短時間で仕上げてくれるサービスも
ありますがGrammarlyのように、リアルタイムで"早く・正確に"添削してくれるアプリは他にありません。
「間違っている箇所・間違っている理由・正しい候補」を出すのに、待ち時間はほぼ不要です。
(安い)人に添削を依頼するより安い!
またGrammarlyは人が添削するわけではないので、他と比較して料金はかなり抑えられます。
アイディーの場合は添削を依頼すればするほど、必要なコストはどんどん増えますが
Grammarlyであれば定額制なので、どれだけ添削しても料金が変わらないので安心ですね。
【簡単に要約】有料版のGrammarlyをおすすめしたい人!
ここまで「Grammarlyの有料プラン」について徹底解説してきました。
ブログ管理人が、このGrammarly有料プランをオススメしたいのは
『普段から英文を書くことが多い&より読みやすい文章を書く必要がある』という人です。
迷われている方はまず無料プランを使って、必要であればアップグレードしてみるのが良いと思います。