『英語リーディング上達に役立つおすすめ学習法』について徹底解説します。
TOEIC・英検など試験対策で、英文を速く・正確に読めるようになるために
教材を新しく購入して勉強し直す人も多い『英語のリーディング(Reading)』。
【長文読解が苦手・いつも時間切れになる】のように、苦手意識のある方でも
毎日コツコツ継続すれば、リーディングスキルを伸ばすことが出来ますよ。
今回は学習方法だけでなく、おすすめ教材(アプリ・本など)についても紹介。
無料でお試しで着たり・月額料金が安かったり、それぞれ特徴が違うので
まずは実際に使ってみて、自分に合った教材を選んでみてくださいね。
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初心者におすすめ「英語の短編物語集」
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日本語の対訳付き!英語多読にピッタリ
【リーディング速度を向上させたい】効果的な英語勉強法とは
まずは「TOEIC/英検のスコアを上げる・洋書を読めるようになる」ために
英語リーディングスキルを上げるための、正しい勉強方法を紹介します。
単に「長文を読む"量"をこなす」だけでなく、工夫して取り組むのが大事です。
(基本ルール1)英語は結論を先に書く
まずは初心者の方向けに、英語の文章の「基本的なルール」について解説します。
日本語と英語の文章の大きな違いとして、英語の文章は結論が先に書かれます。
日本語の場合は"起承転結"で、展開を楽しんでもらうための書き方もありますが
英語の場合は最初(導入部分)で、言いたいことを伝えるケースが多いです。
- Introduction(導入部)
- Body(本文)
- Conclusion(結論)
英語の長文は上記のような構成になっており、最初と最後に大事なことが書かれます。
また「結論を先に言う」というのは、それぞれの段落(パラグラフ)でも同様なので
段落の最初で言っていることが、抑えておくべきポイントになる可能性が高いです。
(基本ルール2)日本語とは語順が違う
英語:I went to a cafe with Risa.
「日本語:私はリサとカフェに行きました。」
英語:I was surprised because Tom came.
「日本語:トムが来たので、私は驚いた。」
また英語は日本語とは違い、文章単位で見ても"結論(言いたいこと)"が先に書かれています。
ここで言う結論は「カフェに行った(=I went to a cafe)」や「私は驚いた(=I was surprised)」です。
このように英語の文章は、必ず最初に【何が~、どうした。】というのが書かれています。
それに関係代名詞や接続詞が合わさって、文章が長く分かりづらくなっているだけなので
文中の主語+述語を見極めて、一つ一つ分解していけば必ず読解できますよ。
「学習目的・レベル」に合った教材選び
続いて、英語リーディングの学習に役立つ「教材の選び方」について解説します。
英語初心者の方が、いきなり「難解な洋書」を読んでも挫折してしまうので
例えば興味があるニュース記事や、英語漫画から始めると良いと思います。
またTOEIC・英検など試験対策で、リーディングの練習をしていくなら
本・アプリを活用し"練習問題・過去問"を、実際に解いていくのが良いですね。
「学習目的別」でも活用する教材は、使い分けるようにしましょう。
(最低限の)英単語・文法を復習する
リーディング学習では新しく出てきた表現を、どんどんインプットできますが
まずは最低限の「英単語・文法」を、最初に復習することをおすすめします。
何冊も解き直す必要はないので、1~2冊復習用に活用してみてください。
リーディングの勉強をしていくと、もちろん知らない単語・フレーズは出てきますが
最低限の文法を理解しているかどうかで、読解力は大きく違ってきます。
「日本語」に完璧に訳さなくても大丈夫
また問題を解き進めるときは、一つ一つ日本語に正確に訳す必要はありません。
長文読解において大事なのは、言いたいこと(書き手の意図)を理解すること。
丁寧に日本語訳していると、TOEIC・英検であれば時間切れになってしまうので
速く・正確に読んで『何が言いたいのか?』を、読み解いていきましょう。
(初心者向け)スラッシュリーディング
I (/) went to a dinner (/) with Risa (/) last weekend.
長文読解をしていくための、便利な方法として「スラッシュリーディング」があります。
スラッシュリーディングは"文章のかたまり"毎に、スラッシュ(/)で区切りを入れて
先頭から読み進める方法で、長い英文でも"文章のかたまり"に分解すれば読みやすくなります。
もし中学・高校で習う「文型」が曖昧な方は、一度復習することをおすすめします。
ブログ管理人は長文読解において、この「英語の文型」の理解が一番大事だと思ってます。
(まず精読の練習)慣れたら多読の練習
英語のリーディングには「多読」と「精読」という勉強方法があります。
多読:分からないところは飛ばしどんどん読み進める方法
精読:細かいところまで一つ一つ確認して読み進める方法
"最強の英語上達法"ともいわれている多読ですが、精読も合わせて行うことで
より効果的に、リーディングスキルを身につけることが出来ると思っています。
最初は知らない単語・文法が出てきて、一つ一つ確認しながらでもOKです。
その際に「どの文型なのか?」も、少々面倒ですが確認するようにしましょう。
精読はスピードではないので、時間をかけてでもコツコツ取り組みます。
問題が解けなかった時に「どの部分で躓いたのか」きちんと理解し
単語・英文法など、分からなかったところはどんどん潰していってください。
(スピードを上げて)早く正確に読む
そして慣れてきたら"量"をこなしていくために、多読に挑戦していきます。
多読は今まで身につけた知識を、適切なタイミングで引き出す練習をすることで
「読む作業になれて、読むスピードを上げる」ためのトレーニング方法です。
正しいフォームを身につけないで、素振りだけしても意味がないですよね。
それと同じで量をこなす前に、まずは精読に取り組むことをおすすめします。
(英作文)文章のまとめを書いてみる
そしてリーディングした後におすすめなのが、自分で英作文して内容をまとめること。
単に文章を読むだけでなく、自分の言葉(英語)でアウトプットをすることで
より記憶に定着させることが出来て、次回のリーディングでも役立つと思います。
これは英文にしてアウトプットすることが目的なので、完璧な文章でなくてもOK。
本文の単語など活用しつつ、簡単にまとめる練習をしてみてください。
【無料版あり】英語リーディング練習用のアプリ・サイト4選
ここからは「リーディング学習に役立つおすすめアプリ」を紹介します。
アプリの場合は、スマホ1台あれば勉強できるので"いつでも・どこでも"
隙間時間を活用できるので、電車での移動中など取り組んでみてください。
(好きなジャンルで学べる)レシピー
まずリーディング学習に活用するなら、おすすめが『レシピー(ポリグロッツ)』。
レシピーは120万人ダウンロードもの実績を誇る、リーディングアプリで
【音楽・映画・エンタメ・グルメ・ファッション・占い・語学学習】など様々な
ジャンルの中から自分の好きな記事を探し、英語学習に活用することが出来ます。
またポリグロッツではリーディングだけでなく、スピーキング練習をしたい人向けに、
外国人講師とのオンライン英会話も受講可能。無料でお試しすることも出来ますが
自分の好きなジャンルの教材を使いマンツーマンレッスンが受けられるプランもあります。
(TOEIC対策なら)スタディサプリ
続いてTOEIC試験Part5~7、リーディング対策をするなら『スタディサプリ』がおすすめ。
リクルートが開発したスタディサプリは、超人気講師「関正生先生」の映像授業と
問題集がセットになった学習アプリで、毎日レッスンが受け放題なのも魅力の一つです。
リーディングのパートはもちろんですが、リスニングが苦手な方にもおすすめです。
更にスタディサプリ(TOEIC対策コース)では、パーフェクト講義(英文法編)という
レッスンも用意されており、このアプリ1つで文法を総復習することも可能です。
(※無料期間は申込日を1日目とします。)
(短期集中)パーソナルコーチプラン
少し補足でもし短期集中でTOEICスコアップが必要な方は、スタディサプリ(TOEIC対策)の
『パーソナルコーチプラン』という別のプランを、選んでみるのも良いと思います。
このプランは「苦手を克服するための学習カリキュラム・毎日のスケジュール管理」など
マンツーマンでサポートしてくれる"担当コーチ"をアサインしてくれるプランです。
他にも定期的に(オンライン)面談を実施、進捗次第で適切なアドバイスをくれます。
独学でのTOEIC学習に挫折した方であれば、ピッタリのサービスだと思います。
(※無料期間は申込日を1日目とします。)
(ざっくり英語ニュース!)StudyNow
続いてニュースを使って、リーディング練習するなら『ざっくり英語ニュース!StudyNow』。
政治経済からエンタメなど幅広いニュースから、好きな記事が読めるアプリなのですが
基本的には無料で使えて【音声再生OK・日本語字幕・単語/熟語チェック】など機能も充実。
日本で起きた出来事を英語で紹介しているので、記事の内容を理解しやすいですね。
毎朝7時に新しい記事がアップされるので、通勤中に読むようにしてみてください。
(好きな本が読み放題)Kindle Unlimited
次に洋書・漫画を使って、リーディング学習に取り組むなら『Kindle Unlimited』。
「Kindle Unlimited」はAmazon内にある、電子書籍が読み放題になるアプリで
ハリーポッターなど有名な洋書も、数多くラインナップがあるのでおすすめです。
スマホ・タブレットを使って、読みたい本をいつでも・どこでも読めるので
「ざっくり英語ニュース!StudyNow」同様に、隙間時間で挑戦してみてください。
【英語リーディング教本】自主学習に使えるおすすめ本4選!
ここからはリーディング上達に役立つ、ブログ管理人のおすすめ本を紹介します。
「レベル・学習目的」に合わせて、それぞれの本を活用してみてください。
(基本からわかる)英語リーディング教本
まずリーディングの基礎を身につけたい方に、おすすめが人気予備校講師としても
有名な、薬袋善郎先生の『基本からわかる英語リーディング教本』ですね。
TOEICテスト・TOEFLテスト・英検・大学入試など、試験対策で読解力をつけるなら
外せない1冊で、体系的に基礎的な英文法・文章構造を理解することが出来ます。
「基本から鍛える英語リーディング教本ドリル」という練習問題に取り組む
別冊もあるので、英語リーディング教本の後に挑戦してみても良いですね。
まずはこの1冊で「英文の正しい読み方」について知ることから始めましょう。
(アルク出版)究極の英語リーディング
続いて、基礎を学んだ後に練習問題をこなすなら『究極の英語リーディング』ですね。
キクタンなどの書籍も有名なアルクが出版している、究極の英語リーディングは
初心者の方でも取り組みやすいよう、レベル別で長文読解の問題が用意されています。
長文自体は"1分程度"で読めて、音声CDもあるのでリスニングに練習にも使えます。
「楽しく読める物語タイプ」や「TOEIC試験でよく翌出題されるタイプ」など
種類も豊富で中学/高校生から、社会人まで飽きずに学習に取り組める1冊ですね。
(関先生)世界一わかりやすい英単語の授業
英語リーディングの練習をする上で、英文法の理解はとても大事になってきます。
もし中学/高校レベルの文法が不安な方は、一度中学レベルを復習しましょう。
そこでおすすめなのが、関正生先生の『世界一わかりやすい英文法の授業』。
フルーカラーのイラストと一緒に、神授業でお馴染み関先生の解説がまとまっており
分かりにくい英文法もイメージしやすく、より理解を深めることが出来る1冊です。
(TOEIC対策)出る単特急 金のフレーズ
またTOEIC・英検など試験対策でリーディングを勉強するなら、出題頻度の高い
単語やフレーズをインプットすると、効率よくスコアアップが出来ますね。
TOEIC TEST講師としても有名な「TEX加藤」さんが、執筆している渾身の1冊で
"金フレ"の愛称でTOEICerから愛用されているので、見たことがあるかもしれません。
スコア別で単語がまとまっており、無料アプリもあるので活用してみてください。
※より詳しくは>>『英語勉強におすすめしたい最強本(参考書)25選』をご覧ください。
「洋書」をリーディングに活用しよう
英語のリーディング力を向上させるなら、もちろん参考書を使うのも良いですが
超有名な洋書を活用して多読に挑戦するのも、このブログではおすすめしています。
『不思議の国のアリス・くまのプーさん・スヌーピー・ピーターパン』など
誰もが知る有名な作品を購入して、リーディングに挑戦するのも良いですね。
※詳しくは>>『英語学習に活用したい洋書(ベストセラー小説)』をご覧ください。
(バイリンガル版の)漫画からでもOK!
いきなり洋書を読むのが不安であれば、英語版の漫画から読み始めるのも良いですね。
『ドラえもん・君の名は。・ワンピース・ナルト・進撃の巨人・魔女の宅急便』など
超有名漫画の英語版は、Amazonストアで探せば簡単に見つけることが出来ます。
漫画の場合は(文字だけの)洋書とは違って、絵からストーリーの展開を予想しやすく
分からない英単語・フレーズがあっても、どんどん"多読"できるのは魅力的ですね。
※詳しくは>>『英語学習に活用したい有名なおすすめ漫画22選』をご覧ください。
【読解力!】英語リーディングを向上させる3つのメリット
英語のリーディングを学習することは、試験対策以外でもメリットがあります。
英語の4技能(書く・話す・読む・聞く)を、バランスよくトレーニングすることで
総合的な「英語でのコミュニケーションスキル」を、身につけることが出来ます。
(インプットが増えて)表現の幅が広がる
まず英会話の上達においては、英語を話したり・書いたりアウトプットすることも
もちろん大事なのですが、新しい英語表現を"インプットする"ことも大事です。
その点ではリーディング学習では、新しい英単語・フレーズなど覚えることが可能。
長文読解で知った表現を、オンライン英会話で外国人の先生に話す練習をすれば
「インプット⇒アウトプット」の、良いサイクルが作れるわけですね。
(アウトプット)ライティングにも役立つ
また英語リーディングにおいて、英文法の使い方・文章構造を理解することで
正しい英文を、自分で書ける(=ライティングスキル)が身につきます。
英語で文章を作るのが苦手な方は、まずはリーディングの勉強で基礎をインプットし
それから実際に自分で書く練習をすると、上達が早くなるのでおすすめです。
(海外の時事問題など)いち早く情報収集
また少し補足ですが英語を正確に読めるようになると、海外の情報がいち早く手に入ります。
現地で起きた出来事について日本語で記事が公開されるまで、少なからずタイムラグがあります。
海外のニュースを読む習慣をつけておくと、英語学習も出来るので一石二鳥ですね。
【簡単に要約】リーディング練習を始めるならまずはコレです
ここまで『リーディング上達に効果的な英語学習法』について解説しました。
最後にブログ管理人が、この記事で伝えたかったことを簡単にまとめておきます。
- まずは『英語リーディング教本』を使って基礎学習。
- TOEIC対策なら『スタディサプリ』を活用してほしい。
- ニュース記事を使って学習するなら『レシピー』。
- 『Kindle Unlimited』で洋書を読むのもおすすめ。
無料で使えるアプリもあるので、試しに英語学習に活用してみてください。
毎日少しの時間でも取り組むようにすれば、リーディングは確実に上達できると思います。